大学院は地獄なのか
大学院が大学の延長だと思って入ると地獄を見る。
どの大学でも共通すると思うが教員はその業界では名が知れた人が多いと思う。
実際に自分の研究室の先生方も業界だとかなり有名である。
学会の会長が先生の先生であったり、教科書や論文で名前を見る方と先生が話している場面もよく見る。
ああ、自分は"恵まれた環境"にいるのか...そんなことを思いながら研究を進める。
自分はまだM1であり、世の中の研究者からみたらまだヨチヨチ歩きの赤ちゃんだ。
しかし、"恵まれた環境"のお陰か研究成果はM1にしてはわりかし充実している。
"恵まれた環境"が自分を麻痺させているのだと思う。
コアタイムが週6の10~18時でもそれが当たり前だと疑わない。
最近、日曜日に研究室へ行くと何人か部屋にいる。
みんな口を揃えて「家にいても暇だから研究していた方がマシ」だと。
この考えは狂っているのか。僕には分からない。
でも、週6も研究室へ行っていると自分のプライベートの時間なんて取れない。
自然に"恵まれた環境"で"研究する"ことが当たり前になり自分のプライベートを食い潰す。それは幸せなことなのか。
先生は口癖のように言う。「社会に出たらこんなもんじゃないぞ」。
卒業生は口癖のようにい言う。「研究室は地獄だった」。
どちらが本当かは分からない。
でも、今は目の前のことを進めるしかない。